決めている生き方の戦略
人にはそれぞれ、無意識で行われる癖のような
「考え方」や「行動の仕方」があります。
それを細かく見極めていくことが、会話や質問、対応力にもつながります。
考え方や行動は、状況や物事、環境や境遇など何らかのきっかけによっても変化します。
NLPの考え方の一つに「地図は領土ではない」とあるように、
人を固定で決めつけることは、可能性を見いだせなくなるので、
まずは家族や職場での相手のことを思い浮かべながら、
どのような無意識の思考や行動しているのか観察してみましょう。
ここでは、代表的なものをいくつかお伝えいたしますので
参考にしてみてください。
1.どこで納得するのか
①見て納得する
目で見て確認できたものがあれば納得できると思う人
②聞いて納得する
評判を聴いたり、話の内容を聴いてから納得できる人
③触ったり、自らやってみたりして納得する
触った感触やその時の感情によって納得する人
④データーに基づいて論理的に納得する
様々な角度からデーターによって納得する人
2.モチベーションが高まるのはどちらの時なのか?(方向性)
①それをやり終えることで最終的に得られるものを意識する
結果的に、ご褒美がもらえると思うとモチベ―ションが上がる人
②それをやらないと良くない結果が起こると意識する
結果よりも、今やらないと大変だと思うとモチベ―ションが上がる人
3.同じであれば安心なのか、それとも変化を好むのか
人には、「変化すること」を嫌う人と「マンネリ」を嫌う人がいます。
その人が、日頃どのような行動をしているのか観察してみましょう。
①同じ場所で同じ行動
②同じ場所で違う行動
③違う場所で同じ行動
④違う場所で違う行動
4.積極的に行動する時はどんなときか
①自分から行動する
先取りしてやろうとしたり、主体性を持って動き、自分からことを起こす。
②周りが動き出してから行動する
人がやるのを見てから動き、行動を起こす前に、十分理解して、時間をかけてから行動する
5.何かに取り組むとき、何をベースに考えるのか
①自分の感情にフォーカスする
自分が考え、自分が感じ、自分が望むことは何かと考える
②他人の経験にフォーカスする
他人がどう考え、どう感じ、何を望むのかを考える
※他にもたくさんありますが、
これは人をタイプ分けするためのものではありません。
人の思考や行動は様々な場面で変わるもので、もちろん中間もあります。
あくまでも「傾向」や「パターン」のことで、
人は皆それぞれ無意識で働く思考や行動が違います。
お互いに話が合う人、合わない人、
一緒にいて疲れる人、疲れない人などがいるのは、
この傾向(パターン)が皆違うからです。
上記のように私達の生き方の戦略は、
判断の基準となって『思考と行動がパターン化』されていて、
それが、その人の「性格」となり「価値観」となっています。
その判断基準とは、
・見方
・考え方
・感じ方
・捉え方
・表情
・行動
・内側の言葉
・外側の言葉
・仕事の仕方
・人との関わり方
・趣味
・嗜好
結論としては、プラス思考もマイナス思考も
生き方の戦略によって起こるものなのです。
次回は、「影響力を身につける方法」をお話しします。
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